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2023.01.27

獣医師の仕事内容とは?現役獣医師が分かりやすく解説!

ノア動物病院の菊島です。
今、獣医師を目指しているあなた!
将来どんな獣医師として活躍するのか、もうイメージはできていますか?

今回は、意外と多岐にわたる獣医師のお仕事を6つ紹介します。

獣医師の代表的なお仕事6選

1.小動物臨床

動物病院で、ペットとして飼われている動物の治療をしたり、健康を保つためのアドバイスをしたりすることが仕事です。
ペットは話すことが出来ないので、まずは動物の状態をよく診て、飼い主さんからもお話をしっかり伺うことで動物の状態を把握します。
その上で検査を実施し、診断の精度を上げて治療に進みます。

現在は街の獣医さんだけではなく、総合病院のような大きい病院に勤める獣医師や、特定の医療分野や動物種の専門医として働く獣医師も増えています。

2.産業動物診療

牛、豚、鶏等の食肉用動物や競走馬を診察します。
大動物の獣医師とも呼ばれています。

主な仕事は、動物の健康管理や伝染病の防止、そして品質向上に関する研究です。

3.病理検査 特殊検査

動物病院から依頼を受けて、動物の体から採取された病変部の専門的な検査を行います。
一般企業に在籍して働く人が多いです。

4.公衆衛生

いわゆる公務員獣医師です。

狂犬病などの人畜共通感染症の予防、水質土壌管理や食肉検査、空港や港における入国時の検疫業務が主な仕事です。

5.薬品の製造、販売

製薬会社や薬効薬理試験の受託研究機関に勤務して、実験動物の管理をします。
薬品開発に直接関わったり、薬品販売時の効能・使用法・副作用の説明や質問への回答をしたりすることもあります。

最近は国内の会社より外資系の製薬会社で働く人が多くなっています。

6.野生動物、動物園

動物園での動物の管理・治療や野生動物の保護、生態系の確認が主な仕事です。
絶滅が危惧される種類に対しては、絶滅を回避するための研究をしていきます。
 

獣医師の活躍の場はさまざま!

その他には、大学や専門学校の先生、ペットフードの開発、アニマルセラピーなどなど!
獣医師はあらゆる分野で活躍しています。

いかがでしたか?
「獣医師」と一言で言っても、仕事は多方面にわたります。

気になる仕事を見つけたら、ぜひ実際にその仕事をしている知り合いや先輩に話を聞いて積極的に調べてみましょう!
目標が見つかると、日々の勉強ももっと楽しくなりますよ。