学生向けお役立ち情報

2022.06.02

失敗から学ぶ臨床への道。国試に落ちた獣医師の後悔とは?

院長の林です。
ノア動物病院は2022年で開院して32年になります。

これまで100人以上の獣医師を採用していますが、
その中で国試に落ちて、獣医師採用できなかったのはたった2人です。

今回は獣医師国家試験に落ちたスタッフにインタビューしてみました。
なるほどという内容ばかりですのでこれから国試を受ける人はぜひ参考にしてください。

まず、ノア動物病院を就職先にしようと思った決め手は?

Aさん

それまで動物病院実習に4〜5件行きましたが雰囲気が一番良かったです。
また、募集要項も情報がたくさんあり、見やすかったので実習も行こうと決めました。

学生時代はどのように過ごしていましたか?

Aさん

学校から実家が近かったので通っていました。
部活は、サークルに入っていましたが4年生まででした。
アルバイトも6年の12月までやっていました。

試験勉強はいつから始めましたか?

Aさん

6年の11月からです。
12月の卒業試験に合格したので、その後ちょっと気が抜けてしまった感がありました。

勉強はどのように進めていましたか?

Aさん

友達4人と一緒にやって情報交換を常にしていました。

実際の試験を受けた感触はどうでしたか?

Aさん

全然できませんでした!
試験前まではかなり勉強したので自信はあったのですが…

今ならこうするのに!という振り返りはありますか?

Aさん

友達同士の情報では足りない、ということがわかりました。
先輩からの情報をもっと集めておけば、と後悔しています。

これから国試を受ける人へのアドバイスをお願いします。

Aさん

まずは過去問を徹底的に理解することが重要だと思いました。
ただ過去問を解くだけではなく、理解するまで踏み込んで勉強することが必要です。

自分はipadを使って勉強していたのですが、自分で実際に書いて勉強した方が理解も深まると思いました。

将来の展望はありますか?

Aさん

開業は考えていません。
臨床をやるなかで興味のある分野を見つけ、ジェネラリストとしてだけではなく、スペシャリストとして専門医になりたいです。

ありがとうございました!

私が国試を受けたのは今から34年前です。
もちろん6年制でしたのでマークシートの試験でした。

ちなみに4年制の時は記述式と口頭試問があったらしいです。

国家試験って結構成績優秀な人が落ちる印象があります。
やはり、頭がいい人は細かいところまで勉強の手を広げてしまうからでしょうかね?

そもそも国試は落とすための試験ではないので、みんなができていなければ大丈夫なのです。

当院スタッフも言っているようにやはり、情報が重要です。
情報は広く集めてそれを精査したり、国試の過去問を徹底的にやってみるのが良いでしょう。

国試に落ちたらただの人、ですので1発合格を目指しましう!